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たしかフランスのイギリスのヴィクトリア朝時代(1837〜1901年頃)製作の大変美しい手描きの、ダブルフェイスのアンティークのファン(扇)。実用にも向く少し大きめの27㎝長さのエヴァンタイユです両面共に紙製で、全て手彩色だと説明を受け中心の貴族達の絵画だけでなく周囲の森の細やかな銀彩も手描きとの事でした(不明です)噴水のある丘を望む野外で６人の貴族達がテーブルを囲み歓談しています。まさに本品のような扇を手にした貴婦人も二人描かれています。森の中にも人が居ます。右手にいる女性はたぶん若い農婦で左手の男性は少年騎士でしょうか。皆、とても美しいお顔✧カッコウ、鷺、つがいの鳥など少なくとも６羽のバードが描かれています。蝶も複数舞い、隠れんぼ探しをする楽しい気分になります♬裏面は海と山の風景。ノルマンディー等の海でしょうか。明るく柔らかで穏やかな色彩。裏面の銀彩が影絵の様に透かしで見える様は素晴らしく美しいと感じます。薄めのボーンへの透かし細工も繊細。刺繍ステッチのような細い透かし模様を骨組みに刻んでいます。アイボリーの象牙色の骨組みは何かの骨で丁寧に研磨された表面の艶に独特の仄かな光沢も感じます。細い真鍮細工も優美。留め具にはマザーオブパール：白蝶貝が用いられています。ボルドーカラーの紐飾りも付き上品さと使い勝手、装飾性をアップします。以下は素人計測の為誤差をご容赦くださいボーン長さ(側面)：27㎝全長(ボーン＆金具)：28.7㎝ボーン幅最大：2㎝真鍮高さ：3㎝扇を拡げた際の横幅：51㎝付属品✴金属磨き専用布全19本のボーンに折れや欠けは無く最端の骨が一本無いのかなとも感じますがバランスは取れており絵、芸術として美しい作品です。紙の幾分かの変色、表面や畳み目の擦れ端の若干の剥がれ等見られますが古い紙ものとしては目立つ破れは無く比較的良い状態かと感じます。慎重にすれば開閉もスムーズ。大き過ぎる作品は外出に向きませんが此方は鑑賞に留まらず実用にも✧観劇時にも似合います♬ビスクドールやオブジェ等のディスプレイの背景等の空間演出にも雰囲気が出て素敵です限界価格ですゞ他にもアンティークファンを出品中でそれぞれ個性があります✴