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25～30年くらい前にヤフオクで購入した珍しいユニットを使ったキューブ型2ウェイです。当時ゲームセンターのゲーム機に使うユニットを制作していた会社がオーディオ用にヤフオクで販売していたのを購入しました。フルレンジということでしたが、高域は５～６KHzくらいから急激に落ちているのでネットワークなしで使えるウーハーのようです。見た目はドーム型ですがこれセンターキャップをエッジまで大きくしたコーン型です。特性を見てみるとフルレンジでは実用にならずウーハーです。ところで、当時のゲーム機のアンプ用に大量に出回り急成長したのがトライパス社です。TA２０２０です。おそらくですが、トライパスの２０２０で駆動することを前提に作られたのがこのユニットのはずです。音は低域の量感をアップしてバスドラのドスン！を気持ち良く聴く設計にしてあります。230×200×300の外形寸法で内容積10リットル。背面ダクトで口径は52mmのボイド管を使い、このサイズとしては大口径にしバスドラのアタックを求めました。想定通りのドシンという量感になりましたが、いわゆるドンシャリ系です。f特見ると山が3つになっていてソニーのイヤホンのような音になっています。なかなか面白い音になりました。定位感を良くするためにコーナー上部ギリギリに設置したツィーターがちゃんと効いています。シルクドームなのでうるさくならずにうまくつながっています。ロックなど大型3ウェイスピーカー並みのバスドラを楽しめます。形状がドーム形状のせいか、そしてツィーターもドームのせいか、音の広がり感が独特でなかなかあかしてしまい気持ちいいですし、定位感もばっちりです。欠点はシナ合板を使用しているのですが、制作中に表面のシナの部分を数か所欠かしてしまいパテ埋めしてあります。見る角度によってはその部分が目立ちますので、気になる方はおやめになった方が良いと思います。ということで仕上げはイマイチです。ユニットがTA2020用に作られたレアものであることに興味のある方や、バスドラをドシンを気持ちよく聴きたい方にはおススメです。映画一本見たのですが、セリフは聴き取りやすく爆発音も大迫力でした。youtubeで音が聴けます。https://youtu.be/OMJgS8fWNak